生きた土 死んだ土
酒会壺を囲んで
汝官窯への想い
三千年目の再会
中国北方の旅
韓国 慶北 間慶窯にて作陶
そこに座れ
上林湖、景徳鎮の旅
中国江南の旅
宜興 丁蜀鎮
デビットコレクション
青磁の魅力を探る
和様と唐様
初代川瀬竹春
高麗青磁素文蓮花形碗
淡交会講演原稿抜粋
安宅コレクション
テストピースの制作
亡き弟からのメッセージ
魅せられた青磁と自作
奥深き中国陶磁の魅力
もし、出会っていなかったら
外焔
 自分を表現する方法を、作陶という手段を選んでいる現在、他の工芸にない表現 方法は、土から作るということを常に念頭に置いている。形を決める段階において、 やわらかい粘土を用いる―これを古人は活きている土といった。死んだ土(固まっ た土)を用いるなら、作陶を選んだ意味がない。この活きた土をもって形を作るこ とが、作陶家に与えられた義務でもあり、特権でもある。
  このようにして作ったものを窯に入れ、焼かれたものには、きびしい形であって も、やわらかさがあり、冷たそうに見えても、どこか温かさが表現される。このよう な理想を持って、今、日々作陶に励んでおります。


(現代日本の陶芸 第9巻 伝統と創造の意匠(1983年 講談社)に寄稿)